症例名:ぎっくり腰(急性腰痛症)
重い物を持ち上げた際や、急な体の曲げ伸ばし、捻りなどによって突然発生する強い腰の痛みの俗称で、正式には急性腰痛症と診断されます。詳しい病態は不明とされていますが、同一姿勢などからくる腰部筋の緊張、血行障害、筋肉の部分損傷、椎間関節内への滑膜陥入などが原因と考えられております。但し、腰椎椎間板ヘルニアやその他の神経根障害、腫瘍や内科疾患などにおいても同様の症状が現れることから、必ず医療機関を受診されるようお願い致します。
当院の治療では、腰椎圧迫骨折や神経根症状(手足の痛み、痺れ、脱力など)の有無など十分な所見をとった後に、まずは炎症症状を抑えるための理学療法と、背中や臀部、下肢にかけての筋緊張を取り除く手技療法を実施します。数日後の炎症が治まった時点からは、更に腰への直接的な治療を開始し、再発予防のための姿勢指導や筋力強化、腰痛体操などを積極的にご紹介させていただきます。
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